あるガラス吹きの徒然日記。

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2008年 04月 24日

身一つ

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昔読んだ鉄腕アトムの話だ。
アトムの妹、ウランちゃんが学校へ行きたくない。ウランちゃんは遊びたいので「身体が二つあればいい」と思う。そこへ怪しい博士が登場して、ウランちゃんの身体を二つにしてしまう。これで学校と遊び、両方が出来る訳だ。

ということで、僕は身体が三つも四つも欲しい。
一人はガラスを吹いて。
一人は絵を描いてサンドブラスト。
一人は家にいてゆっくり。
ついでに一人は外で見たい絵を見に行ったり、コンサート行ったり、旅に出たり・・・

そこまで厚かましいことは言わないが、吹きガラスは始めると必死になってしまう。サンドブラストも始めると必死にしないと出来上がらない。
ちょっと前まで吹の仕事が忙しかったので、絵を描く時間が無かったけど、サンドブラストをしなくちゃ、となるとこれまた吹の時間がない・・・
そんな訳でちょっと時間が足りない。
ああ、身体をもう一つ。

ちなみに身体が二つになったウランちゃん、パワーも分けられて半分になってしまうというオチがある。これで僕のパワーが半文になっちゃったら・・・半分どころかどっちもどっちつかず・・
一番恐ろしい結果が待っているような気がする。
やっぱり身体は一つという訳か。
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by glassroom | 2008-04-24 22:33 | サンドブラストの事
2008年 04月 21日

絵を描く

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絵を描くのは楽しいなあ。
と子供の頃からずーっと思ってたので、何かしら絵を描いてきた。
でも、大人になると、そして仕事となる部分で絵を描くと、しんどかったり迷ったり。
あれこれ考えすぎて、手が止まったり。大人の頭が邪魔して「計算」したりするともうだめだ。あっち行け大人と言い聞かせて、無心になろうとしてもまずはスタートで硬直したり。

で、描き始めてしばらくは大人の僕が邪魔して手が鈍い。そこをぐっと我慢して、とりあえず進め進めと手を動かすと、段々止まらなくなってきて。
気がついたら夕方過ぎて。
気がついたら帰る時間で。(定時は無いがお腹がすくから帰る)
それって仕事なの?って大人の僕が反省会を開く頃、隠れてた絵を楽しむ僕は心地よく疲れていたりする。
でも、本当に仕事になってないんだよね・・・・
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by glassroom | 2008-04-21 22:09 | サンドブラストの事
2008年 04月 19日

久々に晴れ間

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工房周囲の雑草シリーズ。(シリーズって・・(笑))
カラスノエンドウ。

もう、すごい。わさわさ生えてて、地面が盛り上がってる。
この植物、僕は「ぴーぴー豆」と呼んでいた。
妻は「しびび」だと主張する。
しびび、って変じゃない?って言っても、妻はぴーぴー豆は変だと言い、話は平行線だ。
皆、なんと呼んでいるのだろうか、非常に気になる・・・

この植物、欧州では牧草として活用していて、土地を肥やす作用もあるらしい。
牧草という言葉で工房で牛を飼いたくなった。放牧したら、この雑草達を残らず食べちゃうんだろうな・・ってゆうか、面積的には足りないかも。

雨上がり、雑草の花まできれい。
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by glassroom | 2008-04-19 21:09 | 日々の出来事
2008年 04月 17日

学校

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ガラスを作る、というのは元々職人の世界だ。
職人が工場や工房で製品を作る。だからその技術の訓練はその職場に入って「師匠」という人からみっちり学んだようだ。
師匠の持つ技を仕事をしながら盗む、師匠の技術を受け継ぐ。

僕はそうした経歴を持っていない。
芸術系の学校ばかり色々行って学んだ。今はそういう人の方が多いと思う。
学校はみっちり技を磨く場所ではない。技法や技をとりあえず情報という形の知識で学ぶ。教えてくれるのは「先生」だ。そして学校は短い時間しかいられない。
自分の技にするにはそこからスタートという感じになる。

先生のお一人から展覧会の案内をいただく。
沢山の先生に教えていただいたのだな、と思う。
ちょっと遠くなったそれぞれの学校や先生方、そして生徒だった自分を思い出した。
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by glassroom | 2008-04-17 22:59 | ガラスのお話
2008年 04月 14日

がんばりましょう

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てんてこ舞い。
僕レベルではそう言って差し支えない日々が過ぎていて、慌ただしい。
知らぬ間に桜も散った。

ところで、いきなりだがエミールガレはおそらく日本で一番知られたガラス作家かもしれない。
ガレの解説はさておき、彼の多数の作品、そして高度な技は多数のクラフトマンによって支えられていた。
ガレのスケッチから優れた吹き職人がガラスを作り、カット、研磨など数々の職人が分業体制でガラスに手を加える事で、次々と傑作が生まれたわけだ。

ああ、こんな事書いたら弁解以外のなにものでもないな・・・

わずかな力で作っているけど、いつかはそこまで、ひそかに越えたい。
・・と色々がんばっているつもりな日々。
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by glassroom | 2008-04-14 22:00 | 日々の出来事
2008年 04月 10日

甘党

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酒飲みは塩を肴にちびちび呑む。
そんなのはしたことも見た事もないけど、でも塩とまでは言わないが、ちょっと辛めのものがお酒にはいい。

僕はビールが好きだし、飲んでいる時は辛めがいいが、でも辛党というわけでもなく、あまいお菓子もケーキも、アイスも好きだ。
やや軽めの食後、それもお酒を飲んだ後にちょこっと甘いものをつまむとなんだか幸せになる。メタボなんてなんのその、一日バタバタと忙しくするとなんだかいいんだな。
反対に、あまり動かないで過ごした日はビールも甘みもいまいち美味しく感じない。

そんなわけで、使い勝手を調べる、なんていって作ったガラスにアイスを盛って食べてるのは口実だ。そしてそれが口実であることを家族に見抜かれていても、アルコールが入ってるからどうでもよくて、それがまた美味しく頂ける理由でもあるのだ。
まあ、汗をかいて塩分は不足してるし、動き回って血糖値も下がってるし辛党と甘党が同居してもまあいいか・・・吹きガラスは口実には便利だなあ。
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by glassroom | 2008-04-10 23:02 | 日々の出来事
2008年 04月 07日

意匠

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京都にいるとお寺に史跡と過去の遺産が沢山あるのだけど、住んでいるとあまり気に留めないものだ。

でも、よく見ると和のデザインってきれいだなと思う。
図書館で「日本の意匠」って本を借りた帰りに立寄ったお寺。わざわざ本を借りたのに見上げると色んなところに見受けられる美しい意匠。
上手く生かせることは出来ないか、いつも思うけど、いつも見るだけになってしまう。
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by glassroom | 2008-04-07 23:02 | 日々の出来事
2008年 04月 04日

今は

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今、作ってみたいのは。
クラッシックで。
レトロで。
でも自分で。
みたいなのに興味があって。

でも難しいから。
手探り状態で。
時間も無くて。
なのに、しばらく試行錯誤。

飽きずにおんなじ事ができればいいのに、と思う今日この頃。
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by glassroom | 2008-04-04 23:25 | 吹きガラスの事
2008年 04月 02日

狭量な奴

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十人十色というだけあって、人には色々ある。
融通の利かないタイプも入れば、柔軟性のある人もいる。

例えば融通の利かないタイプだと人付き合いではどういう事がおこるのか。
相手の事を受け入れない、絶対自分の尺度でしか受け入れないという態度をとると、相手との関係はヒビが入って、やがて壊れてしまうに違いない。

できるなら、自分の意志をしっかりと持ちつつも異なる相手を広い度量で受け入れるような人でありたいのだが。

さて、ガラスの話だが。

ガラスは1000度ほどあれば、大変柔軟な奴で、グニグニ、にゅ〜んと軟弱な奴なのに、冷えるともう全然融通が利かない。カッチコチな奴に変身してしまう。
お熱い時には軟弱で、誰でも平気で受け入れる。(ただし相手が燃えない場合のみだが)そのくせ、冷えてくると段々こいつは収縮なんて事をする。

冷えてしまうともうだめだ、相手も冷えて縮むけど、同じ大きさまで縮んでくれないとガラスは許さない。いたって狭量なガラスは相手を受け入れず、結果としてヒビが入り粉々だ。
だから、溶けたガラスに石を入れてみたり、鉄を入れようなんてどだい無理なのだ。それどころか、仲間であるはずのガラスでさえ受け入れない時もある。ちょっと成分が違うだけなのに・・・

ちょっと使った事の無いガラスを使う事になったので、僕はこの狭量なガラスどものお見合いをするはめになった。同じガラスのくせに、色が違うだけで相性が悪いかもしれないなんて、本当に面倒な奴らだ。

写真は透明とお見合いを待っている色達。
十人十色は楽しいけれど、頼むから喧嘩とかしないでね。
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by glassroom | 2008-04-02 00:46 | ガラスのお話