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2006年 10月 31日

ゴブレットに描く

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18世紀、英国の初期のヘビーバラスターゴブレットをイメージして吹いた。
そこへ絵を描く。

こんな感じのグラスには、本当はグラヴィール(銅板による彫刻)がいいのだけど、僕は持っていないのでダイヤモンドポイントを使ってのお絵描き。これは、先に小さなダイヤの付いたペンでコツコツ彫る方法。(今でも健在の技法)・・でも僕は、厳密に言うとリューターというモーター付き。ちょっとお手軽に。

自分の絵を使って、古典的な感じにするのは難しいなあ・・・

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by glassroom | 2006-10-31 13:04 | 吹きガラスの事
2006年 10月 30日

街と自然

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街か自然かと言われれば、自然が好きだ。
元々、田舎育ちだからだと思う。

でも、古い町並みを持つ街は嫌いじゃない。日本でも他の国でも。
迷路のような道、何があるか分からない建物。
建物が好きなんだろう。
街をスケッチすると、現実にとらわれてしまう。だから全部、空想で描く。

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by glassroom | 2006-10-30 21:02 | サンドブラストの事
2006年 10月 28日

娘の絵本

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娘が小学校に入る前の頃、幼稚園で絵本を作る機会があった。
初めは乗り気がしないのか、なかなか取りかかる様子が無かったのだが、僕とちょっとした会話をきっかけに、どんどん絵を描きだして熱中した。
あまりに楽しそうに絵を描くので、ちょっと羨ましくなった。

で、完成した娘の絵本を見て、親バカと言われればそれまでだけど、なかなかの完成度。
その絵本をもとに、サンドブラストで絵を描いてみることにした。
ちょっと原画とは違うけど、それはパパの作品ということで許してね・・・
写真はお話の最初の絵。

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by glassroom | 2006-10-28 14:42 | サンドブラストの事
2006年 10月 27日

バラスターゴブレット・・・のように

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ガラスを始めた頃、薄いガラスが好きだったのだが最近はガラスの厚みがきれいだと感じるようになった。そして古いもの。
で、やはり18世紀のイギリス、バラスターゴブレットに目がとまった。

バラスターゴブレットは当時、薄くて割れやすいベネチアンものに代わり、イギリスからそしてヨーロッパに広まったグラス。
エングレービンング(銅板で装飾模様を彫る技法)に適したどっしりした厚みを持ったそのグラスは、現代から見るとあまり機能的だと思えないけど、ガラスのきれいさと吹きガラスの面白さを持っている。
このグラスは後期、軽く、長くて複雑なステムを持つ形状へと進化してゆく。

僕は博物館の学芸員ではないので、復元をするつもりは無いが、後期のライトバラスターをモチーフに遊んでみた。
ちょっとステムをやりすぎたかな。
実用品ではなく、実用品であった頃のことを形にとどめたオブジェということで許してほしい。

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by glassroom | 2006-10-27 15:26 | 吹きガラスの事
2006年 10月 26日

カラーツイストステムゴブレット

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古いものを否定して、新しいものが一番である、という価値観を持つのは若い頃に自然と抱く感覚である。僕も学生時分は古いものや慣習などは好きではなかった。
ガラスの作品だって、古くさい博物館にあるものなんて・・・と言いたいところだが、僕は古いガラスが好きだ。(つまりオヤジになったのね)

これはカラーツイストステムと呼ばれるもの。
イギリスの17世紀頃にはやったスタイルで、空気を螺旋状にしたり(エアーツイストステムという)、色を螺旋にしたりしたもの。
当時のものは一般に長いステム(足)を持ち、小さなボール(上部)、プレーンなフット(台)になっている。
ツイストステムは実際に作ってみると、そういう形になっちゃうんだよね・・・・技法上、そうなるんだなあということが分かるのが面白かった。

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by glassroom | 2006-10-26 11:53 | 吹きガラスの事
2006年 10月 26日

シリーズ連載

などと、タイトルを銘打ってみたが、三人展も近いのでそのお知らせをかねてちょっと思いつきを試そうと思う。

展覧会では、作品の説明をしようと思うのだが、それを考えてふと思った。
ブログにアップして、それをそのまま出力して、展覧会で使おう。そうすれば、作品説明とブログの更新、そして遠方の方にも作ったものを一部ではあるが、ご紹介させていただくこともできるなあ、と。

で、ちょっとこれからのシリーズ、作品紹介です。

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by glassroom | 2006-10-26 08:37 | ガラスのお話
2006年 10月 23日

セイタカアワダチソウ

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工房の周囲をセイタカアワダチソウが取り囲む。
この外来種のせいで日本の秋を代表する植物、ススキの生息域が狭まった、と思っている僕は、どうも昔からこの植物が好きではない。
優美な形、渋く抑えた色彩のススキに対し、ぶさいくな形状ときつい黄色のこの植物。

でも、ここ最近、窓越しに黄色い色が目に飛び込んでくると、なんとなく賑やかな感じもしたりして。
長年見てきていると、慣れてくるのかな・・・
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by glassroom | 2006-10-23 20:23
2006年 10月 23日

お知らせ

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三人展をします。
かつて通ったガラス学校での名簿順、机の順の3人です。(笑)
お近くにお越しの際は、お立寄りください。

三人展 「Glass & Drawing」

期間  11月6日(月曜)〜11月16日(木曜)
時間  AM 11:00〜PM 7:00 (6日は午後1時より、16日は午後6時まで)
場所  空鍵屋 (スペースかぎや) 京都市東山区祇園町南側花町
Tel 075-531-2909
        
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by glassroom | 2006-10-23 00:00
2006年 10月 21日

描くのは大変

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最近、友人にきょうの猫村さんという本を借りた。
脱力系イラスト漫画、猫村さん。
鉛筆で描いただけの下書きみたいな、でも何となくハマる猫村さん。
ネコムライス食べたい・・・

まあそれはいいとして、ガラスに絵を描く作業はとても大変。
大体にして、僕の場合は元となるガラスを溶かす作業から入る。
それを吹いて形を作り、冷えてかた〜いガラスにでっかい設備のサンドブラスト、もしくは上の写真みたいな絵にする場合ダイヤモンドの先端工具で絵を描く。
考えてみりゃ面倒ったらありゃしない。
がりがり、びしびし、鉛筆みたいにすらすらとはいかない。

猫村さんの本みたいに鉛筆で描けるといいなあ。

(もちろん、この本を描くのも大変だろう、ということは理解はしていますが。)

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by glassroom | 2006-10-21 22:39 | ガラスのお話
2006年 10月 16日

熟せぬトマト

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工房にトマトが植えられたのは6月だったかな。
にょきにょき育って、夏にはいくつかの赤い小さな実をつけた。

10月に入り、さすがに枯れてしまうかと思ったが、意外にしぶとく、そして実をまだ増やしている。とはいえ、この涼しさと日照時間では実は成熟せず、緑のままぶら下がっている。
この気温ではトマトたち、熟することはないだろう。
そもそも、植える時期が遅かったのだ。
もっと早く、春に植えればこの実たちは赤く、甘く成熟することが出来ただろうに・・・

このトマト、赤くもならず、もじゃもじゃと邪魔なので引っこ抜いてしまおうかと毎日思いながら、そのままおいてある。

なんとなく、身につまされる。

僕がガラスに目を向けたのは20代も終わる頃。
僕も、スタートが遅かったからなあ・・・
君のように、僕もずーっと熟することなく終わるかもしれない。

・・・でも、ま、赤くなってしまったらあとは腐っちゃうからね。
そう考え直してまた火の前に立つ。

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by glassroom | 2006-10-16 21:52 | 日々の出来事