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2006年 04月 27日

天気予報

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今日はなんとなく天気が悪い、とテレビで言っていたような気がする。連休中の予報を今日の事だと思っていたのかもしれない。
だが予想に反して朝、曇り空にぽつぽつ降っていた雨は午後には上がり、少し青空をのぞかせていた。


小学校だったか、中学校だったか定かではないが、生活指導のような授業で「人生の計画」のようなことを書かされたことがある。
教科書には一本の線が引いてある。
左には生まれた時を示す0歳、右は空欄になっている。
その一直線上に点を打ち、そのポイントに年齢、その時の状況を書き込むというわけだ。

僕は途方にくれた。
そこに自分の人生を書き込むのだ。
何を?
周囲を見ると、みんなコツコツと紙に鉛筆を当てている。何か書いている。
仕方なく、何でもいいから書かねばならぬと思い、機械的に書き込んだ。
内心、漫画家か落語家か考古学者を狙っていたが、そんな事書いたらなんだか笑われそうで、6、3、3で学校を出て、4年後大学を出てから会社に入って定年と書き込んでみた。
そう書くと、まるで意味のない紙になったように感じた。
良い、悪いでなく、無関係なものになった感じ。

大人になった時の天気を書きなさい、と言われたようだった。
高性能気象衛星を搭載した一部の人にはとても有意義な予想だったのかも知れないが、夕焼けにじーんとするだけの僕には、あさっての天気も分からない。
勿論、将来ガラスをいじるなんて、思いもつかない頃のことだ。


思いがけず青空も見る事が出来た今日は、なんだか嬉しかった。天気予報が外れると、ほとんどの場合困るが、時としてちょっとした喜びもまたそこに含まれるのかな?と思うようにしている。

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by glassroom | 2006-04-27 22:33 | 日々の出来事
2006年 04月 25日

クローバー

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実際はスランプなどと悠長に言ってられない毎日だ。

黄砂にも花粉にもめげず、ばたばたと過ごしている。
ばたばた過ごすと、ガラスの事をちゃんと見る事や考える事を忘れがちになる。
そんな時、ブログに挿入する写真を撮ることはガラスを見るいい時間を与えてくれる。
そして、いつの間にやらすっかり緑が工房を覆い尽くす勢いで成長しているのを見る。

クローバーの成長に負けぬようにがんばろう。


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by glassroom | 2006-04-25 23:46 | 日々の出来事
2006年 04月 20日

トレース

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実は長期間、スランプに近い。

スランプは苦痛だ。
だが本人は見た目、別段変わりはない。作品が出来なくなった、と言って命を絶った文豪やアーティストは天才たちである。僕はいたって凡人だからスランプでもビールが美味しくご飯もおいしい。
食べられなくなって、ビールも飲めないくらい参ってしまえばちょっと天才かも、と思えるが、そのバロメーターは使えない。
それがますます凡人を確定的にするようで悲しいが、でも今日食べたタケノコご飯はおいしかった。

そもそも、吹きガラスという作業は過去のトレースである。なぞっているにすぎない。
技法的には15〜16世紀が頂点で、現代の作家は技法的遺産を使い、自分の好きな表現をしているわけだ。科学が発展した分、道具や材料に猿と人ほどの進化はあるが科学に頼る分、むしろ人の技術は退化しているかもしれない。

・・・・もう言い訳がますますダメだ。

もう寝よう。
あっと、明日のパンがない。ホームベーカリーをセットしなくちゃ。
・・・・ホントにスランプですってば。


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by glassroom | 2006-04-20 21:07 | 日々の出来事
2006年 04月 19日

一年が経って

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気がつくとブログを始めて一年が過ぎようとしている。

自分の工房のホームページの新設に伴いスタートしたブログ。
様々な新しいことがあったけど、僕の感覚としては感慨に耽るなどという余裕はまったく無い。

だが、ブログというツールは、明日はどうする、明日はどうすると焦る毎日に、それでも自分らしさのようなものを自身で考える機会を与えてくれた。
それに対し、暖かいメッセージをくださるネットの向こうの方たち。

ブログを始めて良かったと素直に思う。
メッセージをくださる方々に感謝を。
始めた頃の、爆発するように「聞いて聞いて。」という溜まった感情はかなり流れ出たけれども、まだこれからもポロポロと自分の想いを綴っていこうと思う。
これからもよろしくお願いいたします。

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by glassroom | 2006-04-19 22:27 | 日々の出来事
2006年 04月 18日

月?太陽?

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これは昨日撮った写真。
夕方になると日の光が鈍くなり、みるみる太陽が月のようになってしまった。

ここ数日の黄砂はひどい。先日は近くのマンションが見えなくなった。黄砂という現象自体はこの季節、よくあることだけれど、こんなにひどいと地球がどんどん砂漠化しているのかなと思ってしまうほど。
先日、NHKの番組で地球の気候が今後100年、大きく変わると言っていたけれど、ついそんな事まで思い出してしまう。


それにしても写真にしてみると、「あ、この構図は花札やんか」って思ってしまったけれど。あ、あれは月か。


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by glassroom | 2006-04-18 21:50 | 日々の出来事
2006年 04月 16日

シロップ

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シロップという言葉の響きに、ある感情が湧き起こる。

子供の頃、お菓子の種類は今ほど多くはなかった。
家には時々果物の缶詰があって、パイナップル、二つ割りの桃、みかんなどはなかなかの贅沢品だった。
缶を開け、桃を器に移す。ついでにシロップをそそぐ。
繊維にずぶずぶとフォークが沈みこみ、そして切り取られた桃。
口に放り込み、シロップをすこしすすり込む。
甘い、缶詰独特の果物の感触。

母は時々みかんの缶詰でゼリーを作ってくれた。溶かしたゼラチンにみかんを入れる母。僕は缶に残ったシロップを見つめ、ちょっとなめてみる。
みかんの味が少し移ったシロップ。
あと少ししたらゼリーは固まるだろう。そうしたら透明のぶるぶるした固体に沈むみかんを食べるのだ・・・・

あるいは風邪薬。
まるでミックスジュースのような色をした子供用の風邪薬。
苦い薬が甘い液体で溶かされている。この甘い液体もシロップという名称であることを知ったのは少し成長してからだ。
こちらは美味しいわけではないけれど、これを飲むのは学校を休んで、家で寝ている状態であることが多かった。
今頃、学校では算数だな、などと思いながらだるい身体を布団に横たえテレビを見る。
みんなは勉強しているのに、僕はテレビを見ている。そしてそれには風邪という正当な理由があるのだ。少し後ろめたく、そして守られているような安心感・・・・

缶詰のみかんを食べる事もめったに無くなり、風邪といえど手放しで気楽に寝ていられない今、シロップというと子供の頃の幸せな感覚が湧き起こるのだ。


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by glassroom | 2006-04-16 21:44
2006年 04月 15日

コンセプト

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先日、友人の紹介である陶芸家とお会いすることになった。
ポルトガルから来られた、颯爽とした素敵な女性の方だった。
お互い子供の歳も近く、制作のことから子供の話まで少し雑談をした。

制作の話になって、彼女はとてもリラックスしながら言った。
「小さなものでも何でもいい。身の回りにあるものでもいい、作り続ける事と生活は同じだ。」
「大きくなくていい、小さな物が集まってやがて大きな物になる。」

制作の場所がお互い大変だね、という話になるとこれまた明快な答え。
「大変なのはそれはしょうがない、でも作り続ける・・・・大変だから作るのをやめる。それはアーティストじゃない。」

当たり前といえば当たり前の事を、とても自然体で言って笑っている。
なんだかこねくり回したコンセプトの作品に僕はあまり興味がわかない、というか面倒くさい気持ちがわき起こってしまうけれども、こんな風に作る事を食事をする、寝る、みたいに当たり前にしている彼女の作品は、なんだかとても魅力的に思えた。

最近どうも調子が乗らないなあ、どうしようかなあ、ともやもやしていた僕にとってなんだかとってもさっぱりとした飲み物をもらったような気分になった。
僕もやらなくちゃ。


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by glassroom | 2006-04-15 00:10 | 日々の出来事
2006年 04月 13日

おきあがりこぼし

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注文のグラス、底が厚くて口が薄くて・・要望に合わせて作ると、このグラスは「おきあがりこぼし」になった。
横にしてもころんと立ち上がる。倒れないグラス・・・


娘が小学校へ入ったので何かと忙しくなった。勉強部屋を整えることから始まり、慣れていない娘のため、教科書の準備やら衣服、起きる時間まで色々な変化に家族がみんなばたばたしている。

それを感じている上の息子。
息子は僕と違い、何事にも動じないタイプで、そして親の僕が言うのも何だが、素直な良い子だと思う。しかし年齢のせいか、僕に似たのか、好きなこと以外は出来ない。
自分がしたい事しかしない、という性格だ。
僕は一応親であるから、色々としたことに注意やアドバイスをするのだけれど、このマイペースな性格のせいだろうか、がんとして思った事以外は聞いてくれない。

それが僕の「イーッ!」とした感情に火を付けて、時に完全な同レベルでケンカをしていた。とにかく、叱っても叱っても打たれ強いというか、へこたれない息子。


だが、そんな息子にも変化の兆しが・・
娘にかまってばかりが、息子にも寂しさを感じさせてきているようだ。すねたような、さみしそうな表情になってきた。
打たれ強い息子に、僕は実のところ息子に実は甘えて、ちょっと平等の観点を欠いていた状態になっていたようだ。

コロンと一人で立ち上がるグラスのように、息子も何時もすんなり立ち上がる訳ではないのだ。親の怠慢を子供は敏感に感じ取っているのか、僕が鈍感だったのか。

グラスを見ながら反省しきり。


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by glassroom | 2006-04-13 12:35 | 日々の出来事
2006年 04月 11日

春の嵐

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雨が降り、風が吹き、そして夜にものすごい雷が一発どん!

春の嵐のような一日だったが、でも僕の毎日もどうやら嵐が吹き荒れている。
毎日毎日、なんでこんなに色々しなくちゃいけないの。

ああ、目が・・・目が開けていられない。

ああ、せっかくの更新なのに、本題に入る前にねて     ねて          ねてしまう〜

おや   す        み                な                 



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by glassroom | 2006-04-11 23:35 | 日々の出来事
2006年 04月 05日

古本

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高校生の頃は自分の部屋にキノコが生えてもおかしくないような散らかりようだった。
だが、大人になって・・・正確に言うとわりと最近になって片付けは得意技になったように感じる。

建築の勉強をしたことは片付ける事を得意にさせたように思う。やや大げさだが、空間を大切にする概念みたいな事を学んだからかもしれない。

限られた場所で、どれだけ物をなくすか、必要なものはどこに集約させればよいのか、人の動線を大切に、それが広々とした気持ちのいい場所を作る。
そう考えることが出来るようになって初めて、僕は物を手放すことができるようになった。

「いつか使うかも」というのは「いつかは来ない」ので手放す。そうして物への執着を振り切ることが出来る。
そう考えながらも、なかなか手放す事が出来なかったものが本だ。
それでもなんとか古本屋に出したりしてきたが、建築やデザイン関係の本は捨てられずしぶとく残っていた。
残った理由は、高価な本が多かったというのもあったが、その本を買った時の自分を思い出すアルバムのような感じが残っていたからかもしれない。
だが、今回はそんな本たちもついに改革の波にされされる事になった。

学生時代、夢中になって読んだデザイン雑誌が出てくる。今目を通すと、バブル時代の黎明みたいな空気が中から出てきて、そのあまりの時代のギャップに溜め息が出た。

一冊一冊、その本を見た時の事を少し思い出したけど、とりあえず自分のアルバムとしては重くてデカイので、古本屋に引き取ってもらった。
計3000円ナリ・・・・こちらもバブル期からは暴落したようだ。

古本屋のオヤジがバンの後ろに僕の本が入った箱を無造作において、去って行く姿を見ながら、妙にさっぱり感が残った。


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by glassroom | 2006-04-05 23:57 | 日々の出来事