あるガラス吹きの徒然日記。

glassrooms.exblog.jp
ブログトップ
2005年 06月 08日

意味はなに?

d0029974_22354987.jpg


工房の帰り道、カーラジオからジャズのナンバーが流れてきた。
「スウィングしなけりゃ意味がない」という有名なスタンダードナンバー。
現代のジャズは様々な定義があって一概には言えない。けれども、この曲が出来た当時はジャズとは4ビートに合わせ身体がゆれる、この感覚こそジャズだった。
この曲は言っている、ジャズとはすなわちスウィングが本質だと。

さてさて、やっぱりガラス。
吹きガラスの本質ってなんだろう。この曲を聴いて急にそんなこと思った。
吹きガラスって、もともと昔の人がきれいな素材であるガラスを、器にしようと試みて、いろんな形状を素早く作る技術を磨いて完成された分野だ。
けれど、現代はガラスの器なんて、機械でいくらでも生産できる。恐ろしいスピードで。電子分野ではミクロン単位で精密なガラス加工ができる。
ようするに今はなんだって出来る。どんな形だって、すごい機能を持ったガラスだって、いっぱいある。

なんで僕はこんな事をしている?
吹きガラスに魅力があるのは、きっと「吹く」からかな。
吹いて、内側からぐっと力をかけてガラスを膨らます、その力その形。
結局、器なんてどうでもいいのかなあ、とも思う。
ぐっと吹いたその形。ガラスの質感。そんなものが見たり触ったりして心地よいものができれば、なんだっていいのかなあ。
と、今はそんな事も思う。今は。

参加しています。

人気blogランキング

昨日のケーンはこんな風に使います。
[PR]

by glassroom | 2005-06-08 22:54 | 吹きガラスの事


<< 大嫌い      おしりに火をつけて >>