2005年 05月 24日
今日、ガラスの仕事を志望する人が、工房に訪ねて来られた。 僕はまだガラスの業界で盤石な基盤を築いたわけでは全くないし、明日をも知れないような立場だけれど、ちょっとだけ先輩としてアドバイスをさせていただいた。 僕がガラスを始めようと思った時、やはりどうしていいのか、あちこち調べて歩いた。 イタリアにいるガラス作家を雑誌で目にして、雇ってくれと手紙を書いたりしたこともある。そしてベネチアにいきなり行って、どこかの工房の扉をたたいてやろうと思っていた。そのため、イタリア語の勉強をしたりした。 五里霧中とはまさにこのこと。ガラスへの扉はどこだろう・・焦っていた。 でも結局、当時仕事で知りあった照明デザイナーさんの紹介で、ガラス学校と巡りあうことができた。 僕は、今日訪ねて来られた人にアドバイス程度しかできなかった。でも、転がる玉が何かに当たって進路を変えるように、何かしらちょっとだけでもその行く末に影響を与えたかもしれない。 たいしてキャリアもない僕だけど、歳だけはとったから。 人が人とかかわって、人生が思わぬ方向へ転がり出す事は結構あるって知っている。 僕はそんなふうに転がってガラスの世界に入ってきた。これからのことはわからない。でも転がってればいいのかな、とも思う。 かちっと、お願いします!! ↓ 人気blogランキング
by glassroom
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