2005年 05月 21日

ウスウス病

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吹きガラスを始めて、僕はウスウス病にかかった。これは吹きガラスを始めた人が結構な確率でかかる病である。この病にかかると、何が何でもガラスを薄く、そしてピシッと整った形に作りたくてたまらなくなる。

ちなみに、写真のゴブレットは僕のかつての先生の作品だ。
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厚さ1.2mm。これが口だけでなく、全体の厚みでもある。先生は重度のウスウス病で・・いや、ここまでいくと病ではなく、ウスウス教の教祖様みたいで、本当に素晴らしい。
この技術、イタリアンテックニックという。
そしてこのゴブレット、手にした途端その軽さにまず驚く。ガラスじゃないみたい。

このゴブレットは作品として完成している。なのでガラスじゃないみたいな軽さも、その驚異的な薄さもトリッキーな効果を持ってその価値を高めている。

僕は・・確かにウスウスにかなり近づいたのだけど、出来た僕のそれを見て感じてしまった。
「バーベキューの時使うプラスチックコップ」みたいだな・・・
そう感じた途端、ウスウス病が治癒したようだ。今はガラスの厚みが生み出す透過光そしてゆったりした形を大切にしている。
(ウスウスを否定するつもりで書いたのではありません。僕にはたどり着けなかっただけの話です。あしからず・・)

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by glassroom | 2005-05-21 20:08 | 吹きガラスの事


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