2005年 05月 15日

言葉

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昔、僕はアメリカ人とドイツ人を相棒にガラスを作っていた時期があった。彼らはとてもまじめで技術もあり、僕にとって頼りがいのある相棒だった。
そんないい人たちだったが、アメリカ人は僕が作品を作り上げると、よく「グッジョブ!」を連発し、ドイツ人は英語で「Oh,ナイス」を連発。これには内心「ええ仕事してまんな。ばっかじゃなくて、もうちょっと他に言い方ないんかい」とつっこみを入れたくなったものだ。
まあ英語もろくに話せない僕相手では、そのくらいしか言えなかったのかもしれないが・・・・・・

僕は今、教室をさせていただいている。僕が指導なんて、100年早いといわれそうだが、とにかく僕なりに精一杯しているつもりだ。
教えていると、一番難しいと思うのが「言葉」だ。
言葉ほど難しい物はない。

吹きガラスはコンピュータのように、はっきりした事は何一つ無い。僕が得た物は「感覚」の蓄積による「知識」だ。制作過程は言えるけど、どのくらいガラスを熱し、どのくらいの力で、どの辺を触る、とかになると、「まあ、ええ具合に焼いて、ほどよくやってね」で終わってしまう。「何が何して、ああしてね」なのだ。

これでは伝わらない・・・
言葉にならない事を言葉で伝える。

教室を始めて、言葉の大切さを痛感している。自分以外の人に自分の感覚的な事を伝えるには、もちろん自分が行動でやってみせる事も大切だけれども、それよりも言葉を、表現を磨くことではないか、と思っている。

セイシュン時代に分かっていれば、もっとモテたかもしれないなあ・・・

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by glassroom | 2005-05-15 23:41 | 吹きガラスの事


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