2007年 03月 31日

旅行記3

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あまりにも巨大な、そして圧倒的な遺跡群を目の前にして、まるで沢山のごちそうを前に、どこから食べようかと迷うように目がうろたえた。

そんな時、泳ぐ視線がぴたっと止まったのは、壁面を埋め尽くすレリーフ。
細かな文様や物語が、とにかくどんな場所にも彫り尽くされている。
恥ずかしながら(と思わず書いてしまうが)僕もガラスに絵を彫っている。
だからついつい目がいく。

小さなガラスを彫るのも僕としては一苦労なのに・・・
恐ろしいほどの彫り込みようだ。
いくら柔らかく、方向性のない砂岩質の石だって、これを手で彫るという事を考えるだけで気が遠くなる。

遺跡群のどの寺院もすべての壁面が彫り尽くされていると言ってもいいくらい、彫りまくってある。デザイン化された人や動物、様式化された構図、どれをとってもとにかく溜め息が出た。

権力者が力を誇示する為、もしくは宗教という力がなせる創造というかもしれない。
けれども、美しく作るという制作者の意図がそこにはあるように感じてならない。

何百メートルもの回廊を埋め尽くすレリーフを前に、鳥肌が立つくらいの感覚に陥った。
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by glassroom | 2007-03-31 23:00 | 日々の出来事


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