あるガラス吹きの徒然日記。

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2005年 05月 12日

並べてみると

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毎年、ガラス教室を受講されている方達の展覧会を開いている。展覧会の案内状は印刷屋さんに頼むとお金がかかるので、僕が写真を撮って版下を作る。
今日はそのために写真の撮影をした。
今年は18人の受講生が参加の予定。一人一人の作品を取り出して、どんな写真にしようと作品とにらめっこ。ようやく写真が出来てきたのでアップしてみた。

その作品のどこが一番美しいのか、どこが作者の一番作りたかったところか、一つ一つ、気合いを入れて見る。
そうすると、だんだん作品を作っている時の事を思い出す。色の組み合わせをとても気にしているAさん、シンプルに、きれいに作りたいBさん。それはそのままその人の思考、ひいては育ってきた環境など、バックグラウンドがかいま見える。

吹きガラスは技術的な制約が大きく、アイデアをそのまま形に・・とはいかない。おのずと出来ることも限られてくる。そして技術的な制約のため、今までにない形はできないといっていい。絵画などに比べ自由度が極端に少ないのだ。
だから、作りたい形を完全に実現できたかというと、そう出来なかった方達が多いかもしれない。

それでも、うまく出来ず苦戦した跡も含めてその人らしさが現れて「いいなあ」と思える。そんな跡だって、熱く溶けたガラスが冷えるまでのほんのわずかな時間に、化石のように封じ込められたその人の情熱の跡みたいに感じるから。


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by glassroom | 2005-05-12 22:48 | 吹きガラスの事


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