2005年 05月 08日

気持ちのいい季節

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光が少し、夏っぽくなってきて新緑がきれい。
ガラスという素材は光が命です。きれいな光があれば、ガラスは輝きます。やや、光まかせの素材だとも言えます。
お店でスポットの光を浴びて、それは魅力的に見えたガラスの器を買って帰り、家で使ってみると、あれあれ、あまりきれいじゃない・・・
てな事を経験されたことがもしもあったら、それはやっぱり光のせいでしょう。

日本の家は蛍光灯が多いですね。それも、どこもかしこも明るいように、均一に照らしているので光に抑揚がないというか、のっぺりと物を平面的に見せてしまっているようです。
こういう光にガラスは魅力的にはなれないようです。
色の付いたガラスはちょっとまた違いますが、透明なガラスは元々それ自体に存在感を持つことは不可能です。光を透過させてくねらせ、反射したり屈折したりして、初めて「ここにいるよ」と言い出します。勿論、ガラスの造形も問題になってきますが、家にある透明のグラスがきれいに見えないなら、今度は照明にもちょっと工夫してみると意外に家の中での気分が変わるかもしれません。
ガラスをバロメーターにしてみては。

ところで、僕は工房にいて気が付いたのですが、ガラスは自然の光に敏感で、綺麗に見せるのは自然光だなあ、と思っています。まあ、屋外でガラスの器を使うことはあんまりないですけど・・でも一度外で使ってみてください。贅沢な感じがしますよ。
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by glassroom | 2005-05-08 23:46 | 吹きガラスの事


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