あるガラス吹きの徒然日記。

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2006年 08月 16日

夏のお昼は・・・

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学校が夏休みに入ると、世の中のお母さんたちは溜め息をつきながら言う。
「お昼を作るの、面倒やわ・・・・」


子供の頃、夏休みのお昼にそうめんである頻度は高かった。
つゆはというと、わさびも生姜も薬味という物はだいたい大人の味であって、子供はおつゆしか付けられない。
単調であっさりしたそうめんにぶーぶー文句を言って、母に一品要求したこともあった。

僕の子供たちも、同じようにお昼のメニューがそうめんである事を知ると、とたんに不機嫌になり、やれ天ぷらを出せ、ラーメンにしろとうるさい。
今の時代、便利なことに近所のスーパーへ行けばお惣菜の天ぷらもラーメンも、そしてそうめんのつゆもビン入りがすぐに手に入る。

だが当時、母は大きな固まりのかつおぶしを削り、だしじゃこを新聞に広げ、一匹一匹頭と内蔵を取って、そこからお出汁を取り、出来上がった熱いつゆが入ったお鍋を水で冷やし、出来たものを冷蔵庫でさらに冷やし、ようやく冷たいつゆを作ってくれていた。
勿論今は母もそんな面倒なことはしていないはずだが・・・・

ビン入りのつゆは美味しいけどちょっと飽きるなあと感じつつ、質素なあの時のお昼は、実はとても丹念な作業によって作られ、そしてとても美味しい贅沢だったのだなあ、と思い出す。
きっといい時代に子供時代を過ごせたのだろう。
親は大変だったとおもうけれども・・・・・

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by glassroom | 2006-08-16 14:49 | 日々の出来事


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