2005年 04月 27日

暑さと熱さ

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工房の中は暑いが冷房はない。なので当然夏の室内はどえらく暑い。
部屋の中でも上と下では温度が違うが、上では夏に50度くらいになるようだ。(部屋にある温度計が50度までしかなく、針が振り切れて分からない。)でも、窓を開けて風を入れていれば、そんなに「危険な」温度ではなく、まあ汗をだらだらかく程度だ。
こんなに暑くても、人間には適性があって最近はこの暑さにも慣れてしまった。教室の受講生の方も暑い暑いといいながら、作業が終わると風に吹かれて心地よさそうにしているから僕が特殊な訳ではない。

そんな暑さに平気でもいまだに慣れることができないのは「熱さ」だ。
昨日、あちちっ!という小さな火傷の話を書いた。こういう熱さは大嫌いだ。
吹きガラスの作業に慣れたら以前のように小さな火傷をすることはなくなった。けど、どうしてもあちちっ、という熱さからは逃れられない。

僕はガラスの形を整えるのに紙リンを使う。
これは新聞紙を水で濡らした束を手に持ち、直接ガラスの形を整えたりすることに使うのだ。この紙リン、当然ガラスに触れると焦げて、その一部は火の粉となって飛び散る。そんなに飛散する訳ではないので火事の心配はないけど、ちょっと大きな作品になるとその火の粉が腕にふりかかることがある。そうするとあぢぢ!!となるのだ。もう一つの手は吹き竿を持っているので振り払うこともできず、とても不愉快だ。

この不愉快さ、でも制作中の集中力がカバーしてくれる。あつっと思ってもやはり作品の方が大切だから不思議と耐えられるのだ。

と、まあ僕が工房で耐えているこの熱さも家では耐えられないことが多い。
特にダメなもの、それは「てんぷら」だ。
特にイカのてんぷら。こいつはいかん。ご存知のようにイカの天ぷらは油をよくはねる。僕は結構料理が好きだからてんぷらも作るけど、イカだけは怖いから防護して揚げる。Tシャツの場合は腕にタオル巻いたりしてイカを油に投入したらさっと逃げたりして、もう大変。妻は何を大げさな、といわんばかりに結構平気でやってるのに。
この熱さ、不思議とガラスに比べると数段熱い気がするから不思議だ。
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by glassroom | 2005-04-27 23:26 | 吹きガラスの事


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