あるガラス吹きの徒然日記。

glassrooms.exblog.jp
ブログトップ
2005年 04月 24日

感覚的なことは

d0029974_21391711.jpg

ガラスの温度について再び・・・
僕は吹きガラスの教室をやっています。受講生の皆さんもやはりガラスの温度(=柔らかさ)の感覚をつかむのに苦労しているようです。

僕も始めた頃はそうだったのですが、形を変えようとしていじっているのに、なかなか形が出来てこない、ということがよくありました。
これは頭の中のイメージでは柔らかいつもりで触っているのですが実はかなり硬く、それを認識できていない事が原因でした。
受講生の方からよく「なんで先生はそんなに簡単に形を作るの」と尋ねられますが、これは温度が違うからなのです。
ガラスを常に粘土のような柔らかさに保つ。頭ではなるほどと思えるのですが、それを感覚で理解するのは難しい。

感覚で理解する・・一番簡単な方法は直に触ってみることですが、相手は1000度。触ることはできません。何か道具や熱を伝えない物を介して触るしかありません。
さわれたら、さわれたら。
そして僕はある時さわってしまいました。
もちろん、わざとじゃありませんよ。ガラスをつかむ耐熱グローブが破けて親指が出ていたことに気が付かなかったのです。
その瞬間、ドンッ!と指に五寸釘を打ち込まれたような衝撃でした。忘れられません。

その親指、そこだけ今でも指紋が妙な線になっています。特徴ある指紋です。
もう犯罪はできません・・してませんけど。
[PR]

by glassroom | 2005-04-24 23:16 | 吹きガラスの事


<< 過密な都市で      力の入れどころ >>