2006年 04月 05日

古本

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高校生の頃は自分の部屋にキノコが生えてもおかしくないような散らかりようだった。
だが、大人になって・・・正確に言うとわりと最近になって片付けは得意技になったように感じる。

建築の勉強をしたことは片付ける事を得意にさせたように思う。やや大げさだが、空間を大切にする概念みたいな事を学んだからかもしれない。

限られた場所で、どれだけ物をなくすか、必要なものはどこに集約させればよいのか、人の動線を大切に、それが広々とした気持ちのいい場所を作る。
そう考えることが出来るようになって初めて、僕は物を手放すことができるようになった。

「いつか使うかも」というのは「いつかは来ない」ので手放す。そうして物への執着を振り切ることが出来る。
そう考えながらも、なかなか手放す事が出来なかったものが本だ。
それでもなんとか古本屋に出したりしてきたが、建築やデザイン関係の本は捨てられずしぶとく残っていた。
残った理由は、高価な本が多かったというのもあったが、その本を買った時の自分を思い出すアルバムのような感じが残っていたからかもしれない。
だが、今回はそんな本たちもついに改革の波にされされる事になった。

学生時代、夢中になって読んだデザイン雑誌が出てくる。今目を通すと、バブル時代の黎明みたいな空気が中から出てきて、そのあまりの時代のギャップに溜め息が出た。

一冊一冊、その本を見た時の事を少し思い出したけど、とりあえず自分のアルバムとしては重くてデカイので、古本屋に引き取ってもらった。
計3000円ナリ・・・・こちらもバブル期からは暴落したようだ。

古本屋のオヤジがバンの後ろに僕の本が入った箱を無造作において、去って行く姿を見ながら、妙にさっぱり感が残った。


参加してます。

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by glassroom | 2006-04-05 23:57 | 日々の出来事


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