2005年 04月 21日

花粉症がようやく・・

僕は花粉症なんですが、最近ようやく山を越えてきました。
花粉症で困るのは作業中です。ガラスを吹いている時は竿とよばれるパイプを両手に持って、その先にはでろ〜んと溶けたガラスがあるものだから、ガラスがびよ〜んと落っこちていかないように常に竿を軸で回転させている必要があります。なので両手がふさがっているわけですね。つまり鼻がかめない・・・
そんな理由で花粉症は本当にまいってしまうのです。

ところで、ガラスは温度差に弱いのです。吹きガラスで何か作ると完成した時点ではまだまだガラスは熱く、たとえば紙なんかふれるとあっという間に燃え上がるような温度です。
こういうときに、たとえば水なんかをガラスにふれさせると温度差でびびっとガラスにひびが入ってしまうのです。できあがった作品はそのまま徐冷炉と呼ばれるところで急に冷えないように、じっくりと時間をかけて温度をおとしてゆきます。
なので完成時は特に冷えないように細心の注意を払っているのです。

もう2〜3年前のことですが。
その日はいつものようにガラスを吹いていました。春は夏のシーズンを前に忙しいのです。そして花粉症を押して吹かねばならないしんどい時期でもあります。
ぷぷ、とガラスを吹いてずずっ、と鼻をすする。これを繰り返し、ちょっと過呼吸になってくらくらしながらガラスを吹いていました。
そうして苦労して僕はようやく器を一つ完成させました。そ〜っと徐冷炉に運んで入れようとかがんで作品を持ち上げたその時!
あろうことか、鼻水を落としてしまったのです!じゅじゅ、という音と共に鼻水の形にガラスに細かいひびが入りました。
・・・・鼻水を垂らしながら呆然とする僕。
その作品はダメになったのは言うまでもありません。
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by glassroom | 2005-04-21 23:50 | 吹きガラスの事


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