あるガラス吹きの徒然日記。

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2006年 01月 09日

職人

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さて、では細工ということばが賞賛となるのは誰だろう。
やはり「職人」かな、と思う。

職人とは、「手先の技術によってものを制作することを職業とする人。」をいう。ちなみに職業とは「日常従事する業務、生計を立てるための仕事」を指すから、職人とは「手先の技術でものを作ることを毎日して、それでごはんを食べている人」となる。

職人の仕事には必ずクライアント(発注者)が存在する。
クライアントが何かを発注する時には、必ずその人が欲しているものを制作者に伝える。欲しいもの、形、色、材質、など。
そしてそれを制作するのが職人となるわけで、当然クライアントの要求を完璧に満たすことがよい職人となる。

完璧に要求を満たすための技術を持つことは職人としての職能の高さを示すところだ。
だから「細工」の能力が高いことは、もの作りをしている職人にとって誇るべき能力ということになる。
一般的にこの場合、職人は相手の要求を満たす技術でものを作り「匿名」に徹する。

クライアントの要求というのは「自分が欲しいもの」であって職人が望んでいるものではない。
ここのところ、非常に微妙だが作り手が、ではまったく自分のことを殺して相手の要求のみに答えていたらいいのか、というとそういうわけではない。
クライアントより職人は専門家としてすぐれているわけで、発注者に対して制作を通して「諭す」ということも必要な場合も出てくる。
「発注する意図はわかるけれども、こうした方がよい」というアドバイスである。

これは「職人気質」ということになるが。とにかく職人は頑固でねえ・・とクライアントがため息を出す場合のようなケースだ。

ちょっと話がそれてきたが、職人とはやはり仕事の発注あっての仕事となり、職業としての存在になる。
この図式の逸脱をどこまでするか、がアートだクラフトだ、職人だ芸術家だ、というところではないかな、というのが今の僕の考えだ。

長くてすいません、まだ続きます、あしからず。


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by glassroom | 2006-01-09 21:26 | ガラスのお話


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