2006年 01月 07日
陶芸の人に「粘土細工」とは呼ばないと昨日書いたけれど、では彼らはどのような呼び名か。 言わずと知れた「陶芸家」である。 家がつく仕事は沢山ある。 建築家 書家 染織家 写真家 華道家 そして政治家 この「家」という文字の意味は、「その道の人、もしくはその道にすぐれた人」という意味がある。 その道にすぐれる、とはどういうことか。 「細工」によって細かなものを作る事に優れているということではなく、その道を深く追求することによってその道の哲学、ひいては自分の哲学を深め、それによって人々から尊敬される人だろう。「家」になるまでに細工の段階も精通するべきだろうが・・・ そしてガラスには家がつけられない。 「ガラス工芸家」という呼び名はあるけれど、それはガラスではなく「工芸」に「家」がついていて、扱う素材としてのガラスが工芸家についているだけだ。 上記のものは直接その分野に家がついている。書に家、写真に家、そして政治に家。 それはまさしく「書」にはその道があり、染色も、政治も(?)またしかり。 ガラス家・・・ 聞いた事がない。ガラス科なら学校にあるが。 さしずめ僕の分野だと、 吹きガラス家・・・ ますますヘンだ。 では世の認識としての「細工」分野はどのようなカテゴリーに属するのか・・・ そしてまたまたこの話は続く。 (この話はただ単に僕の仕事と、日本語は面白いなあ・・から始めた言葉遊びですので、特にガラス分野に不満とか誰かに何か言われたということではありません) 参加してます。 ↓ 人気blogランキング
by glassroom
| 2006-01-07 22:53
| ガラスのお話
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