あるガラス吹きの徒然日記。

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2005年 11月 02日

ながっ

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吹きガラスを始めた人が、大抵してみたいと思うのはワイングラスだ。それも足が長く、軽くて、薄くて、華奢なもの。これは前、ウスウス病で薄さへのあこがれを書いたのと同じくらいあこがれるものだ。
誰もが思う。
・・・いつかはワイングラス・・・
密かに思い続け、密かに練習をする。

しかし願いはむなしく、たいてい出来上がるのはぶ厚くて、足が短くて、重く、そして歪んでいるものだ。
まっすぐで長い足、そして軽いワイングラスが出来るようになったのは、僕の場合吹きガラスを始めてずいぶんと時間が経ってからの話だ。

でも、皮肉なもので出来るようになったけどワイングラスってどちらかというと「練習するためのもの」で、あまり売った事がない。僕の器リストにあまり入らないものだ。数を作ろうと思うと、どうしてもアシスタントが必要だし結構一人で作っていることが多いからかな・・・まあそんな事はさておき。

でも時々、野球選手がバットの素振りをするみたいにワイングラスの形を作ってみたりする。
で、写真のモノは実用もなにもなく、ぼーっとなにげに一人でアホなのを吹いてしまった。
ナガナガにしたのは昔のコンプレックスかしら。えーい、って長くしてみたところで意味ないじゃん。

工房ではこういうアホなもの、実は結構沢山作っていて、人知れず再び溶かされているのだ。


参加してます。

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by glassroom | 2005-11-02 22:15 | 吹きガラスの事


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