あるガラス吹きの徒然日記。

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2005年 10月 04日

ポイント

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息子がテーブルにコップを置いて、お茶を注いでいる。
だんだんお茶がコップに満たされて、そのうちこぼれそうになる。キッチンで見ている僕。
「ああ〜、こぼれるこぼれる・・・」

そして溢れそうなお茶に、水鳥が魚をついばむように、口をコップに突っ込んで飲みだす息子。
「こら〜っ!お茶がこぼれる、何しとんねん。」
怒鳴る僕。
「だって、試してたんやもん!」
「何を!」
「理科」
「?」
「表面張力って、本当かなって思って・・・」

・・・・なるほどね。

新しい知識を得たら、それを試してみたい衝動に駆られる。それは正しい。そして実証からまた新たな発見をする。それを繰り返し、人は成長する。


作る事をしていると、当然新しい事をしたいと思う。それを見つけ出してみたい、作り出してみたいという欲求は常にある。でもそれは必ず代償を要求される。
時間的な負担、金銭的な負担、そして考えたり試行錯誤する苦労。
作り手であるとともに、いちおう経営者でもあるから、その狭間で悩む。

大抵、経営者の僕が勝つ。というか、怠慢な大人の僕が勝つのかもしれない。
平坦な線路へ走り出すと、きっと行き止まりがある。そう思ってるのについ、ポイントを楽な方へ切り替えようとする。

知らない、霧のかかっている方へ目を輝かせながら息子は走り出す。
僕はそのポイントを平坦な方へ切り替えようと、しばしば息子を叱る。


そういえば、僕も表面張力とか言って、よくやったな。
お茶でびちゃびちゃのテーブルを拭きながら僕もお茶をいっぱいこぼさなきゃね。と思う。


参加してます。

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by glassroom | 2005-10-04 22:29 | 日々の出来事


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