あるガラス吹きの徒然日記。

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2005年 09月 26日

O(オー)さん

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Oさんは工房にとって大切な人だ。

ガラス工房にとって、何の燃料を使うかというのは重要な問題だ。
重油、ガス、電気、どの燃料も長所と短所がある。僕はプロパンガスを使っている。
プロパンガスはボンベから建物内部に配管を通じて運ばれる。
Oさんは配管工事をしてくれる人だ。

窯を作ったとき、Oさんはバーナーへの接続、工房全体の配管をしていただいた。
僕が窯を作っている横で、Oさんは黙々と自分の仕事をしておられた。
Oさんは必要な事は話すが、それ以外はあまりおしゃべりな事はない。
すこし気難しい人、周りからそういう風に思われているようだ。

そんなOさんだが、僕はなんだかこの人が好きだ。
きっとあまり器用なタイプではないのだろう。電話などはあまり得意ではないようで、こちらに電話をかけてこられたとき、Oさんからしてきたのに、出た途端言葉に詰まったりされる。会社のワンボックスの車にガス管と加工道具をぎっしり積んで毎日移動しておられる。

今日、給湯器の配管を少し見ていただいた。
工房を作っていたとき以来、あまりお会いする機会は無かったが、久しぶりに来られたOさんは前と同じだった。
珍しく色々とお話をされた。僕の窯を見て、そして自分の作った配管を見ておられた。
「あれから、どうですか?」
「問題なく、安心して使ってますよ」
「・・・私が(配管を)やったままを使っててくれて嬉しいなあ・・・」

縁の下の力持ち、決して派手な仕事ではないけれど。
事故があれば大変なことになるガスの配管をしっかり作ってくれるOさん。
僕はOさんが横で仕事をしていると、なぜかとても安心するのです。

今の日本にこういう人、大切な気がする。


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by glassroom | 2005-09-26 22:19 | 日々の出来事


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