2012年 10月 23日

ムスカ状態

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「あああ〜目がっ!目がっ!・・」
そろそろ疲れてきた午後、吹きガラスの作業によくあるムスカ大佐になってしまった。

吹きガラスで使う道具は木と紙が多い。
高温のガラスの表面は、大抵のものを溶かしてしまう。なので鉄以外の道具は紙と木が最もよい。紙も木も、燃えながらガラスを形作っていく道具になるのだ。
紙リン、これは新聞紙。
濡らしてガラスの表面を触る。

紙リンを使っていたら、燃えたケムリが目に入ってしまった。
涙が出る。
涙は、作業で汗をかいた顔を伝う。まぶたにもこの季節でも汗があるのだろう、涙が塩分をさらに濃くしてさらに目に入る。
ケムリが目にしみる、涙が出る、汗が目に入る・・・

で、ムスカ大佐になった。
一応解説しておくと、宮崎駿監督「天空の城・ラピュタ」に出てくる知的悪役が最後に主人公にやられて叫ぶ名シーンである。
「あああ〜目がっ!」
この状態になって辛いのは、作業中ということだ。ガラスを作っている最中は両手がふさがり吹く事さえままならぬ。せっかく作っているものを、途中であきらめるわけにはいかない。
やり遂げるのだ。だが、目が、目が・・
というわけで、吹きガラスには辛いムスカ状態なのだ。


そういえば、僕の作業で使うサングラスもムスカ大佐風かも・・
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by glassroom | 2012-10-23 19:16 | 吹きガラスの事


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