あるガラス吹きの徒然日記。

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2005年 08月 29日

始動

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ここしばらくの自分のブログを見てみると、まるでフツーの日記。
しかし、夏の終わりを感じさせる気候とともに、そろそろ二学期のスタート。

窯に火を入れる。

この瞬間、実はホントに嫌だ。
自分の中で二人が争う。

火をつけた瞬間、微かな諦めと緊張、そしてやったるでと言う声も聞こえ・・・
とても微妙な、複雑な瞬間なのだ。
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バーナーの小さな覗き窓の炎、音。眠りから覚めて動き始めた窯に引っ張られて僕も緊張が戻ってくる。

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とはいえ、僕にはまだ宿題がある。
メンテナンス・・・

メンテナンスって何よ、と思われるかもしれない。
これは主に痛んだ窯の補修と使い勝手を良くする、いわばアップグレード。
自分で作った窯だから、自分しか直せないし保証もできない。
でも、この時期僕は何者?って思う。

様々な素材をいじっている時間が多く、そして考え、試行錯誤している時間が非常に長い。
不具合の解消には誰も答えてくれないし、次に火を落とす時まで安心して安全なランニングができる保証を自分の中に求める。
答えは自分で作り出す。だから、うん、よしって自分で言えるまで、何度も何度も作り直したり、試したり設計を繰り返す。
肉体的にしんどいけれど、けっこう面白い作業でもある。

鉄の溶接やら、木やら、耐火煉瓦やモルタル、設計から施行まで・・・
色んな素材をいじっていると、ガラス以外も楽しめるじゃないか、と思うけど。
いつか、まるで別のものを作ってやろうかな、と密かな野望も芽生えるこの時間なのだ。


参加してます。

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by glassroom | 2005-08-29 23:17 | 日々の出来事


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