あるガラス吹きの徒然日記。

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2005年 08月 15日

お盆

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お盆。
そしてお休みも一番ディープな所にさしかかった。もうすっかりガラスのことを書いていない。

妻の実家へ行くと、地蔵盆が行われていた。このあたり、とても京都らしい地域。
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僕は地蔵盆という行事、どこでもやっていると思っていたが、京都以外はあまりしていないと誰かから言われたことがある。真相はしらないが。読んでくださっている他の地域の方、よければ教えてください。

一応解説しておくと、地蔵盆とは町内会単位で、町内にあるお地蔵さんを奉りお盆の行事を行う。
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これがお地蔵さん。京都中あちこちにある。
地蔵盆の行事、といってもほとんど子供のための祭りのようなもので、お菓子を配ったりくじ引きをしたりといった、町内夏祭りの様相。
でも、子供で大きな数珠を回したりといったこともしている。老人が子供を見て、大人が酒を飲み、町内のコミュニティーに役立っている。


夜、東本願寺、大谷祖廟へお墓参り。万灯会(まんとうえ)がおこなわれている。
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お盆。
この時期、亡きご先祖がこの世に戻ってきている・・・その期限は大文字の送り火まで。
大文字に火が灯ると再び先祖はあの世へお戻りになるそうだ。
送り火、とは文字通り祖先の霊を再びあの世へ送る行事。そして、万灯会に灯されているこのあかりは霊の道案内というか、迷わないように灯されているのか・・・・
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山の斜面に並ぶお墓にも無数の灯がともされている。この写真はお墓の灯ではない。お墓にはなんとなくカメラを向ける気にならなかった。

僕には信仰がなく、無神論者なのでお盆のストーリーがどうなのかわからない。
ただ、たくさんの灯の一つ一つが亡き人を憶う静かな追悼の光となって、その数が多ければ多いほど静かに、深い闇に浮かぶ光景。
その風景をみていると、そんなこともあるのかなあ、と思う。
昔から、この街で行われてきた人々の営み、想い。それは深く、重い。
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この地域の幼稚園の子供たちのかわいい灯籠もあるけれど、賑やかさはなく、不思議な柔らかさと、静けさに満ちた空間なのだ。


参加してます。

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by glassroom | 2005-08-15 23:15 | 京都の事


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