2005年 07月 26日

骨まで愛して

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ガラスをしています、と言うとよく「ガラスって何から出来ているのですか?」と質問される。
なので、ちょっと原料の話を。
と言っても、僕は化学畑の人ではないので、簡単にね。

ガラスの主原料はけい砂というもので、これにアレコレと混じってる。ハイ、終わり。
え、ものたりない?

ではもうちょっと・・つっこまないでね。答えられないから(笑)
けい砂とは、けい酸を主成分にして、ここに僕の使ってる材料の場合、ソーダや石灰など、またこれらがちゃんと溶けて溶解するためや、溶解するときに発生する泡などを取り除くためのものが加えられている。

上記のものが混じった状態で出荷される原料を「バッチ」という。
バッチは、白いさらさらした砂みたいなものだ。
このバッチを1300〜1400度にすると溶けてガラスになる。

吹きガラスをしている工房では、大抵このバッチを仕入れて溶かしているわけだけど、僕は「カレット」というものを買っている。
カレットとは、これらの材料を溶かして既にガラスになった状態のものを、砕いて石ころくらいの大きさにしてあるものだ。

トップの写真がそのカレット。
僕はこのカレットを窯に入れて溶かす。忙しいと2日ほどで溶かし、そうでもないときは一週間くらいおきに入れたりする。
入れ方は全部鉄で作ったスコップにがらがらと積み上げて、耐熱手袋をしてスコップから窯に放り込む。溶かすために普段より温度を高くしておくので、放り込むときはわずかの時間でもめっちゃ熱い。


このカレット、僕にとってつまりただの材料なわけだが、これでも綺麗だったりする。
やっぱり材料が綺麗ってのはそれだけで強みだし、作る側にすれば難しくもある。

窯に放り込むのも忘れ、しばし材料を眺める・・・・


参加してます。

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by glassroom | 2005-07-26 16:45 | ガラスのお話


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