2011年 06月 20日

ふと・・・

d0029974_18244822.jpg

雨が続く。

あじさいに雨というと何故だか、「いわさきちひろ」をイメージしてしまう。
名前をぱっと思い出せなくても、柔らかい水彩画の子供達を見ればすぐにわかる人も多いのではないだろうか。
あじさいの色彩と雨の風景が彼女の絵を思い出させるのかもしれない。
子供の頃は、彼女の描くやわらかい色彩も小さな子供というモチーフも特に好きという事もなかった。男の子としては、もっとハッキリした絵と色彩に惹かれたのだ。

もう10年以上前のこと、安曇野にあるちひろ美術館に行った事がある。
雄大な自然も良かったし、そこで一枚一枚の絵を見て、この人がふわりとした絵を描くだけの人ではない事を知った。
この画家の画力と観察力とそして子供に対しての暖かいまなざし。そのころ僕にも小さな息子がいたから、やっと分かったのかもしれない。

大人にならないとわからない大人の絵本を描く画家だったのだろう。
とかく世知辛い世の中、たまには彼女の絵本を眺めてみるのも良いかもしれないなあ、とあじさいを見ながらふと思った。
[PR]

by glassroom | 2011-06-20 19:19 | 日々の出来事


<< 教室展のお知らせ      きょうの飼い主。 >>