あるガラス吹きの徒然日記。

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2010年 06月 25日

行きつ戻りつ

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京都の南に流れ橋という橋がある。木津川という広い川にかかる橋で、珍しいのは川が増水して大水が来ると橋が節々で流れてしまう。それでこの名前がついた。

この橋、僕の実家からさほど離れていないところで、かつてよく行った。
この川の堤防にサイクリングロードがあり、これが京都の嵐山までつながっている。よくわからないが、距離にすると30km程度あるのだろうか。かつて自転車に凝った頃、この橋を渡り嵐山まで自転車をひたすら漕いだ。

その頃、もう大人の歳だったけれど学生をしていたから時間があった。いや、時間はあったような気がしていただけで、本当は無かったのかもしれない。もっと、目的を持ってあれこれしていれば、そんな時間はあるはずなかったのに。
目標がすこしぼやけていたような、迷っていた頃だと思う。
これでいいのかなあ、どうしようかなあ、とそんな事ばかりが自分を支配していて、なんだか何をしても重苦しかった。
けど、自転車にのって、ここへ来ると空が広くて、風がふいて、川が流れて気持ちがよかった。働いている人に比べたら僕は十分自由なのに更なる自由を求めて、ひたすら自転車をこいだ。

この橋を渡ったら。

そうしたら、何か変わるだろうか。
いやいや、何も変わらない。自分で何かしないと変わらない。自転車をこぐだけじゃ何も変わらない。でも、この橋を渡って行けるところまで、疲れて動けないところまで行きたくて・・・


つい最近まで流れた橋を修復していたそうで、直った姿を家族で見に行った。
変わらぬ姿で橋はある。
今は・・でも今はなーんも考えなくていいや、というほど気楽な事もなく、その辺はいつまでも青年の証だということにしておこう。
え、青年なら嵐山まで自転車で行け?
あ、それはご勘弁。行き着く前にダウンです。
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by glassroom | 2010-06-25 17:14


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